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痔核(いぼ痔)について

痔核を長く放置すると大きくなり、支持組織が引き伸ばされて肛門の外に脱出するようになります。これを脱肛と呼びます。痔核には、歯状線より直腸側にできる内痔核と、肛門側にできる外痔核があります。また内痔核が大きくなって脱出するようになると肛門側の痔核、つまり外痔核を伴って内外痔核という状態になることもあります。

痔核(いぼ痔)について

痔核を長く放置すると大きくなり、支持組織が引き伸ばされて肛門の外に脱出するようになります。これを脱肛と呼びます。痔核には、歯状線より直腸側にできる内痔核と、肛門側にできる外痔核があります。また内痔核が大きくなって脱出するようになると肛門側の痔核、つまり外痔核を伴って内外痔核という状態になることもあります。

ALTAを用いた痔核の治療

薬物療法は腫脹・疼痛・出血の緩和に効果がありますが、慢性的な脱肛症状を消失させる効能はありません。完治を望まれる方には硫酸アルミニウムカリウム水和物・タンニン酸(ALTA)を患部に注射し、痔核を直腸の粘膜に固定・退縮させることで痔核の脱出・出血症状を改善させる治療法を行います

ALTA単独療法

・低侵襲性(痛みが少ない)

・翌日の診察後から仕事への復帰が可能

・切除併用療法に比べて再発率が高い

・適応

 肛門管内外痔核がない

 歯状線の著しい破錠がない

 内痔核の基質的変化がない

 

ALTA併用療法

・再発率が少ない

・翌日から排便・入浴が可能。食事制限が少ない

・従来の痔核根治術より低侵襲

裂肛(切れ痔)

裂肛とは一般的に切れ痔と言われている病気です。その原因は固い便が排出されたときに生じる場合と、血液量の少ない肛門後方の上皮の虚血によって生じる場合があります。急性期には肛門の痛みをとるために消炎鎮痛剤や軟膏を使用します。合わせて緩下剤を使用する場合もあります。緩下剤と軟膏の使用で改善することが多いですが、慢性化した場合や肛門が狭くなると手術が必要です

裂肛の手術適応

保存的療法の効果がない。

・器質的肛門狭窄をきたした慢性裂肛 (見張り疣、肛門ポリープを付随)

大腸内視鏡検査

・便潜血陽性の方や出血にて来院された方に大腸の内視鏡を行っています。予約制となります。検査を行う際は麻酔を併用いたします。癌を疑う病変を発見した場合は提携医療機関にご紹介になります

・大腸内視鏡検査で癌が見つかった場合

基幹病院外科もしくは消化器内科に当院の診療情報を持参いただき、受診していただきます。その後精査およびご説明を受けたのち、内視鏡的治療もしくは手術となりことがほとんどです。

化学療法もしくは放射線療法が先行される場合もあります。

 

検査前の準備について

大腸に便が残っていると、検査の妨げになりますので以下の注意点をお守りください。

検査前日

・21時まではお水・お茶・消化に良いものを摂取してください。

・午後9時に下剤2錠を内服してください。

検査当日

・朝は食事をとらないでください。喉が渇く場合、コップ1杯程度のお水かお茶を飲んでも大丈夫です。

 

術式紹介

裂肛切除・ドレナージ

肛門狭窄のほとんどない慢性裂肛に適応

側方内括約筋切開術 LSIS

内括約筋の肥厚硬化や部分的な瘢痕による肛門狭窄に対して、内括約筋を切開することにより、肛門狭窄を改善する。

肛門狭窄形成手術

慢性的に裂肛を繰り返す患者さんで、肛門狭窄をきたした方に適応となります。肛門潰瘍と周辺の肛門ポリープやSKIN TAGをあわせて切除する。露出した内肛門括約筋に少しずつ切開を加えて少しずつ肛門を広げる。その後皮膚と直腸粘膜を縫合する。皮膚弁を形成し手術を終了する

痔瘻

痔瘻を根治するには、自然に閉じることが期待できない細菌の入り口の原発口を処理することが必要です。同時に筋間に存在する原発巣の処理も必要です。原発口、原発巣を確実に処理することができたならば、枝である瘻管が自然にかれてゆくことが期待できます。痔瘻は痔核に次いで頻度の高い肛門疾患であり、手術適応です。当院では超音波検査などを用いて診断をおこなっています

肛門周囲膿瘍

肛門周囲膿瘍と診断し、腫脹・疼痛が激しい場合は、基礎疾患の有無、抗血栓薬などの服用の有無にかかわらず、速やかに切開排膿、ドレナージを行うことが原則です。エコーにて内腔を確認し切開を加え膿を排出します。膿瘍の約半数は根治手術を要する痔瘻に移行することを考えて治療にあたります

シートン法

病変は肛門括約筋層に関連するため、括約筋のダメージは大なり小なり不可避です。痔瘻の瘻管にゴムを入れて置き、徐々に緊縛を強くしていくと瘻管は少しずつ破壊されきれいな傷として治癒します

Lay-Open法

痔瘻の手術の基本は括約筋の温存と根治を目指す術式の選択です。低位筋間痔瘻などでは瘻管を切開・開放し根治に至る術式をおこないます

 

 

 

 

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医療法人社団英樹会 津山クリニック

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