痔核(いぼ痔)について

 

たとえば出産後や便秘時などに、静脈瘤のようになり、それを痔核とよびます。徐々にうっ血が強くなり出血を起こすようになります。長く放置すると痔核は大きくなり、支持組織が引き伸ばされて肛門の外に脱出するようになります。これを脱肛と呼びます。痔核には、歯状線より直腸側にできる内痔核と、肛門側にできる外痔核があります。また内痔核が大きくなって脱出するようになると肛門側の痔核、つまり外痔核を伴って内外痔核という状態になることもあります。

 

痔核・ジオン注(ALTA)

薬物療法は腫脹・疼痛・出血の緩和に効果があります。慢性的な脱肛症状を消失させる効能はありません。完治を望まれる方には硫酸アルミニウムカリウム水和物・タンニン酸(ALTA)を患部に注射し、痔核を直腸の粘膜に固定・退縮させることで痔核の脱出・出血症状を改善させる治療法を行います。当院ではALTAを痔核根部に注入し、開放術式であるMilligan-Morgan法に準じて切除をおこなう術式をおこなっております。

 

痔核の手術について

軟膏治療や生活習慣の改善によって治癒が見込めない場合に手術をお勧めします。ジオン注(ALTA)、古典的痔核根治術、分離結紮法などを用います。麻酔は仙骨硬膜外麻酔、局所麻酔および静脈麻酔を用います。手術日は車の運転はできません。提携ホテルを利用されるか、ご家族の送迎・タクシーの利用をお勧めします。生活が自立しており、介護が最小限であることが当院における手術の適応としています。

禁忌

妊娠している、または妊娠している可能性のある女性、授乳中の女性、小児(15歳)未満

透析療法を受けている方、陥頓痔核の方、リドカインにて過敏症の既往がある方

注意が必要な方

腎障害のある方、高齢者または全身状態が不良の方、心刺激伝導障害のある方

重度の肝機能障害/腎機能障害のある方

術後出血

痔核手術の最大の合併症は術後出血です。肛門のまわりは血管が多く、縫合した部分が裂けて出血することがあります。少量の場合は安静で止血します。多量の場合は再手術が必要です。

術後疼痛

手術後は十分に鎮痛剤をもちいますが、約3-4週間程度は腫れたり、痛みがあることがあります。

発熱

発熱はALTA術後2峰性にみられることがあります。頻度は約2.4%です。原因は吸収熱などが考えられています。

直腸潰瘍

術後1%前後の方にみられます。

 

 

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医療法人社団英樹会 津山クリニック

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