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便秘について

どんな人に便秘を訴える人が多いでしょうか?便秘は男性よりも女性のほうが多い傾向があります。女性は10代後半から便秘となり、60代以上から増加します。便が固い、何日も便が出ない、下剤を飲まないと出ない、残便感がある、指でかき出す、便が固いなどがあるなどのうち二つ以上の症状がある方も便秘と判断します。慢性便秘症診療ガイドラインでは以下の項目を満たす方を慢性便秘症と診断していますが、日常的には「本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」であれば便秘症として治療すべきと考えています。排便の4分の1以上の頻度で6項目のうち2項目以上を満たす方を慢性便秘症としています。

1. 強くいきむ必要がある 2. 兎糞状態または硬便である 3. 残便感がある

4. 直腸肛門の閉塞感や排便困難感がある 5. 用手的な排便介助が必要である

6. 自発的な排便回数が週に3回未満である。

慢性の診断基準は6か月以上前から症状があり、最近3か月は上記の基準をみたしていることとなっています。

参考 慢性便秘症診療ガイドライン 2017 

便秘の治療

 生活習慣の改善は容易であり、安全、費用も掛からない方法です。しかしながらそれだけでは改善が見込めない方に対して、投薬治療を行います。まず便の硬さをお聞きし、マグミット(magnesium oxide)などの緩下剤を使用します。場合によりアミティーザ(lupiprostone)などを使用することもあります。弛緩性便秘と判断した場合はセンノシド(sennoside)を投与する場合もあります。高齢の方にはラキソベロン(sodium picosulfate hydrate)が投薬量の変更が簡便です。

 

酸化マグネシウム 腸の壁から水分を引き寄せることで、大腸内の水分量を増やします。緩下剤とよばれ穏やかに作用します。注意点は血液中のマグネシウム濃度が高くなりすぎる場合があります。

センナシド 刺激性下剤で即効性があります。注意点は使い続けると徐々に効果が弱まることです。排便がなくて困っている場合に屯用で使うと安心です。

アミティーザ(lupiprostone) 腸液の分泌をふやすことで排便を促します。服用を開始したあとに吐き気を訴える方がおられますが、減量したり継続使用にて10日間ぐらいでおさまることが多い様子です。

生活習慣による発症のリスク

大学生におけるアンケート調査では、朝食の欠損と便秘について7年間を比較したところ、非便秘群の朝食欠損率は約20%であるが、便秘群では約30-50%と非便秘群よりも有意に朝食の欠損率が高い結果がでています。女性の便秘症は男性の3.5倍にみられます。また排便する時間帯が不規則であることは男女ともに便秘を引き起こす要因となります。女性ではダイエット経験のある人や昼食摂取が少ない人で便秘が多く、一日の咀嚼回数が30回以上の方には快便が多い結果です。また男性では一日あたり1,500mL以上の水分を摂取する人に快便が多い結果です。過度の運動は腸機能に変化をもたらさないが、ジョギングなどの活発な運動は消化管の活動性を高める可能性があります。高齢者に関しても同様に活発な運動は便秘のリスクを減少させます。睡眠と便秘の関連性に関しては、有意に便秘者で不眠者が多い結果となっています。

 

参考:慢性便秘症診療ガイドライン 2017

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